小春は長い年末年始の休みも終わり、また不動産事務の仕事に戻りました。
この頃、小春は事務の仕事をしながら、同時にショップ名やドメイン取りやレンタルサーバーの手続きなどをしなくてはなりませんでした。
しかし、なかなかショップ名が決まらず、小春は悩んでいました。
そんな時、小春は直哉にアドバイスをしてもらっていたのです。
『なかなか、いいショップ名が思いつかないんだけど…』と小春は直哉にメールをしたのです。
すると、彼は100ものショップの名前を書いたメールを返信してきました。
これには正直、小春は驚きました。
それも、ほんの30分で100もの名前を彼は書いてきたのです。
そのショップ名はどれもとても魅力的でした。
小春はとても迷いながらも、とても響きの良い名前を選びました。
仕事から帰ると、小春は直ぐに、決めたショップ名のドメインを取りました。
小春はとても心がドキドキ、ワクワクしたのを覚えています。
こうして、毎日仕事から帰ると、小春はショップオープンに向けての準備をしていったのです。
小春は、今年はきっと素敵な良い年になるだろうと思っていました。
直哉との仲も昔通りに元に戻り、ショップまでオープンさせるのです。
とても小春は幸せを感じていました。
そして、毎週とは行かないまでも、直哉は水曜日には小春の家に来るのです。
小春は直哉と肌を合わせているとき、とても幸せを感じていました。
小春は今や、直哉が居なければ生きていけないような状態になっていたのでした。
でも、直哉は小春がしっかりと自立してくれることを願っていました。
『たとえ俺が居なくなったとしても、ちゃんと生きていけるようにしてやるから…』
そんなことを、彼は小春に逢う度にそう言い聞かせていたのです。
そんなある水曜日…。
直哉の仕事が終るのはいつも早くても夜の7時でした。
小春の家に来るのは、いつも決まって夜の8時半くらいになっていました。
この日も小春は、8時半ちょっと前に、駅に彼を車で迎えに行くことになっていました。
そして、いつものように、いつもの場所で、小春は車の中で彼を待っていたのです。
しばらくすると、暗闇の向こうからひょろりと背の高いスーツを着た男性が小春の車に向かって歩いてきます。
『おぅ!お疲れ〜♪めっちゃ電車混んでて参ったぜぇ(笑)』
『うん。お疲れ〜♪』
そんな会話をしながら、いつものように彼は小春の車に乗り込むのです。
小春は彼を乗せて、車を走らせます。
いつもの246を走り、そして田舎道を走り、小春の家に着くのです。
この年は良く雪が降った年だったと記憶しています。
この日もとても寒い日で、夜になるとその寒さは昼よりも増して凍てつくほどでした。
ふたりは小春の家に着くと、早々部屋に入りました。
チビはいつものように、直哉に甘えて飛びついてきます。
それを、彼は優しく可愛がってくれました。
小春はキッチンに向かい、ふたり分の珈琲を入れます。
彼は洋服をハンガーに掛け終わるとキッチンにやってくるのです。
そして、指定席である彼お気に入りの椅子に座り、タバコを吸うのでした。
小春はいつもと変わらず、キッチンのシンクを背に床に座り、珈琲を飲んでいました。
『ドメイン取れたか?』
『うん。ちゃんと取れたよ。ありがとう♪』
そんな会話をしながら、小春は直哉と珈琲を飲むのです。
珈琲を飲みながら彼は話し始めます。
『この子はさぁ、変な男に金貸しちゃうからなぁ…(苦笑)』
『うん…ちゃんと返してくれると思ってたんだ…(涙)』
『これからショップやって、一生懸命稼いだ金もやっちまうのかぁ?(呆)』
『そんなこと無いよ(苦笑)これからは、気をつけるよ…』
明らかに純一の事を直哉は言っていたのです。
小春もそれを知っていました。
『俺は、マジで彼氏と小春が上手くいってると思ってたんだぜぇ?だから黙って見てたんだ?
でも、蓋開けたらどおよ?全然話しが違うじゃねぇか?そんな小春はほっとけねぇよ(怒)』
小春は何も言えませんでした。
直哉は純一と小春の関係を完全に否定してきたのです。
この頃、やはり純一に貸したお金の返済は滞っていました。
しかし、お金の話しとなると、どうしても小春は純一に強く言うことができないのでした。
『ショップやり始めたら、今度は変な男に金なんて貸すんじゃねぇぞ?』
『うん…分かってるよ(苦笑)』
小春は直哉にこうして注意されている時、いつもお兄さんから叱られている様な気がしました。
直哉は小春の大切な財産を守るようにと話したのです。
『小春も、もういい大人なんだから、友達は選べよっ!(苦笑)』
そう言うと、彼は椅子から立ち上がり、寒いから部屋に戻ろうというのです。
暖かな部屋に戻ると、彼はいつものように洋服を自然と脱ぎ始めます。
そして、ダイニングの椅子に綺麗に掛けるのです。
小春もすでに自分の服を脱ぎ始めていました。
それを脱ぐと、いつものようにパソコンの椅子に掛けました。
それから、ふたりで一緒にベッドに潜り込んだのです。
すると、いつものように彼は小春の身体をギューっと抱きしめるのでした。
こうしてふたりで抱き合っている時、小春はとても幸せを感じたのです。
彼は優しく、そしてまったりとしたキスを小春にしてきました。
小春もそれに応えるように彼のキスを受け入れるのです。
小春は直哉の薄く、柔らかな唇がとても好きでした。
自然と彼の手は、小春の胸をまさぐり始めます。
小春の息遣いが少し荒くなるのを、小春は感じていました。
『ねぇ…もっと強く揉み上げて…』
『え?(驚)もっと強くか?』
彼はとても驚いた様子でした。
明らかに、昔の小春とは違っていたからです。
それは、小春にとって純一とのセックスで知ってしまった快感だったのです。
直哉は戸惑いながらも、どれくらいの強さで揉み上げたら良いのか分からないようでした。
『もっと強く揉んで…そして乳首を摘んでつねって…』
『これ以上強く揉んで、乳首もつねって大丈夫なのか?(驚)』
直哉は小春に言われるままに、その通りに小春の胸を強く揉み上げ、乳首を強くつねるのでした。
その度に、小春は言い知れぬ快感を味わっていました。
直哉は基本的に女性の身体はとても繊細なので、乱暴に扱うような事はしませんでした。
しかし、小春は純一とのセックスでちょっと乱暴にされる事で快感を覚えてしまったのです。
一度知ってしまった快感を、小春は忘れることができませんでした。
直哉にも、同じようにして欲しかったのです。
直哉は戸惑いながらも、小春の望むように愛撫してくれました。
でも、今日の直哉もちょっと違っていたのです。
小春の花びらをいつものように気が済むまで甘い蜜を吸い終わると、おもむろに小春をうつ伏せにさせたのです。
そして、四つん這いにさせると、バックからヌルヌルになった小春の花びらにペニスを入れてきたのです。
小春はちょっと驚きました。
彼は、正常位でするのが殆どでした。
それが、今日に限って、いきなりバックから突いてきたのです。
『あ…ん、き…今日はどうしたの?…い…いつものナオと違うよ?…』
『どこがぁ?いつもと同じだろぉ?』
そう言いながら、彼は小春をバックから突いてくるのです。
バックから突かれると、思いっきり小春の身体のポルチオに当たるのです。
小春はイヤでも、声が出てしまうのを抑える事ができませんでした。
外にも聞こえそうな大きなあえぎ声を小春は出してしまうのです。
それを抑えるように、彼は小春の口を自分の手で押さえ、指を入れてくるのです。
小春は彼の指で口をふさがれた状態で、バックから突かれていきました。
しかし、小春にとっては限界でした。
とうとう四つん這いの体勢を頭から崩していったのです。
それと同時に、彼も限界らしく、静かに逝ったようでした。
小春は余りのポルチオの刺激の快感で、ぐったりとしていました。
『今日のナオはおかしいよ?』
『そんなことないってぇ…小春が可愛い下着付けてたからかもな〜?(笑)』
そう言うと、彼は小春にキスをしてくるのです。
ふたりは顔を見て、ちょっと笑ってしまいました。
直哉は明らかに、小春のM度が増していることを感じていたのです。
でも、彼はそれに関しては何も言いませんでした。
ふたりはまたバスルームに向かって立ち上がりました。
そしてシャワーでキャーキャーと外にも聞こえるくらいにふざけ合うのです(苦笑)
シャワーから上がると時刻はすでに11時半を回っていました。
彼はシンデレラボーイなのです。12時すぎ位までに自宅に着いていないといけないのです。
小春は早々と身支度を整えました。
彼はすでにスーツを着て、キッチンでタバコを吸っていました。
『じゃぁ、駅まで送るから…』
『あぁ、いつも済まねぇなぁ。よろしく頼むよ(笑)チビ助もまたな〜♪』
そう言うと、彼は玄関に向かい、部屋を出て車に乗り込みました。
小春は車のエンジンをかけ、夜の246を彼が乗換えをする駅まで車を走らせるのです。
夜中の246はとても空いていて、快適に車は走っていき、目的の駅近くに着きました。
『じゃぁ、またな…風邪引くなよ。早く寝ろよ(笑)』
そう言いながら、直哉は小春にフレンチキスをするのです。
キスをしてから、名残惜しそうに、小春の車から彼は降りるのでした。
小春は彼が駅に向かう姿を、サイドミラー越しにいつも眺めているのです。
そして、彼の姿が見えなくなると、ウィンカーを出し、車を走らせるのでした。
これから先、こんな送り迎えが、小春にとってはとても楽しく幸せなことになっていくのを知るのでした。